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海外発送で送る際に押さえておきたいPoint!

海外へ物を送るときは「国内発送の延長」ではなく、輸出入のルールや国ごとの受け入れ条件、運送モードごとの制約を前提に準備することが重要です。事前に必要事項を押さえておけば、手順自体は決して難しくありません。以下をチェックリストとしてご活用ください。


Point 1 何が送れるか/送れないかを事前確認する
     (禁止品・制限品・国別規制)

  • 一般的に禁止されるもの(例):爆発物・可燃性物質、毒物、有害化学品など
                   法令で禁じられる危険物。
  • 制限のあるもの(例):リチウム電池(航空輸送で特別梱包や申告が必要)
               アルコール・化粧品・香水(濃度や容量制限)
               生鮮食品・肉類・種子・苗木(動植物検疫が必要)
               医薬品(処方薬は許可や証明が必要)など。
  • 国別の受入れ規制:同じ物品でも国によって「完全禁止」「検査・許可が必要」「数量制限」など差があります。輸出前に必ず送付先国の税関サイト、外務省やJETRO、利用予定のキャリア(DHL/UPS/FedExなど)の「禁止品・制限品」リストで確認してください。
  • 制裁や輸出管理:特定国・企業向けには輸出制限や許可が必要な場合があります。軍需品やハイテク製品は特に注意が必要です。

Point 2 必要書類を確認して準備する
     (書類の種類と書き方のポイント)

  • 基本書類
    • 送り状(運送会社のAirwaybill/Waybill)
    • インボイス(商業用:Commercial Invoice、個人用でも内容を明記)
    • パッキングリスト(梱包内訳と個数・寸法・重量)
  • 場合により必要な追加書類
    • 原産地証明書(Certificate of Origin)
    • 輸入許可証・衛生証明書(植物・食品・医療品等)
    • 輸出許可や特別ライセンス(輸出管理対象品)
    • 保険証書(インシュランス)
  • 書類作成のコツ
    • 品目の名称は具体的かつ英語で、一般名+用途を記載(例:「ceramic plate(dinner use)」)。
    • HSコード(関税分類)がわかれば記載すると通関がスムーズ。わからなければキャリアや税関、貿易支援機関に相談。
    • 価格は実際の取引価格を正しく記載。虚偽記載は罰則の対象になります。
  • 電子申告:国や運送モードによっては輸出申告(日本ではNACCS経由の電子輸出申告など)が必要になることがあります。該当するか確認をおすすめします。

Point 3 送り状・インボイスを作成する
     (取次窓口利用時)

・ 取次窓口を利用する場合
 ◦店頭での手続きや梱包代行、書類作成サポートを受けられることが多いです。
  来店時は写真付き身分証(パスポート、運転免許証など)を必ず持参してください。
 ◦申込み前に輸送オプション(エクスプレス/エコノミー)、追跡・保険の有無、
  配達条件(DDP/DDUなど)を確認。

・書類記入のポイント
 ◦受取人の氏名・住所・電話番号は英語表記で正確に。
 ◦商業インボイスは複数部(原本+コピー)が必要な国もあるため、余裕を持って準備。
 ◦ 関税・消費税の支払者(送付者・受取者)を明示しておくと誤解が生じにくい。
  (Incotermsの指定が有効)。


Point 4 梱包は輸送過程を想定して堅牢に行う
     (具体的な方法と素材)

輸送中は複数回の積み替え・長距離移動・温度変化・粗い取扱いがあると考える。国内よりも衝撃や振動にさらされやすい。

・梱包について
 ◦内装:衝撃吸収材(プチプチ、フォーム、発泡スチロール等)で個々の品物を包み、
  空隙がないように詰める。
 ◦外装:強度のある段ボール(2重箱・木箱)を使用。重い物は底補強と縦置き対策を。
 ◦複数梱包品はパッキングリストで中身を明示。割れ物は「FRAGILE」「この面を上に」
  などの注意ラベルを貼る。
 ◦リチウム電池はIATA基準に従い梱包・表記。裸電池や機器内電池で条件が異なる。
 ◦パレット輸送が合理的な大口はラップとストラップで固定し、湿気対策(防水シート)も。

・重量と体積について
 ◦運送会社は体積重量(縦×横×高÷基準値)と実重量を比較して料金を決定します。
  梱包で無駄な空間があると費用がかさみます。


Point 5 送料・関税・税金・インシュアランスを確認する
     (誰が・どれくらい負担するか)


・関税・消費税・通関手数料は国や品目で変動します。受取人が支払うケース(DAP/DDU)
 と送り主が全額負担するケース(DDP)でコスト計算が変わるため、事前に合意しておく
 こと。
・保険:高価な品物は補償額を確保するため、運送保険の加入を検討。
 保険対象外のケースや免責事項を必ず確認。
・見積りは総額(輸送費+関税想定+通関手数料+保険)で比較すると誤差が少ない。
 キャリアは見積フォームや関税概算ツールを提供していることが多い。


Point 6 スケジュールを管理する
       (発送から到着までの流れ)

・早めの準備が鉄則です。書類取得・検査・許可申請は数日〜数週間かかることがある
 ため、余裕をもったスケジュールを組む必要があります。
・追跡と通関状況確認は運送会社の追跡番号で荷物の位置と通関ステータスを確認。
 通関で止まった場合は書類補正が必要になることがあるので、連絡先を常に把握しておく。
・返品やクレーム対応:紛失・破損時の補償手続きや返送条件を事前に確認しておくと
 迅速に対応できます。


実用チェックリスト(発送前に必ず)
✅ 送付先国の「禁止品・制限品」リストを確認しましたか?
✅ 送り状・インボイス・パッキングリストを正確に作成しましたか?
✅ 必要な許認可・証明書(原産地証明、衛生証明、輸出許可等)を取得しましたか?
✅ 梱包は衝撃・水濡れ・圧力に耐えられるか、ラベルは見やすく貼りましたか?
✅ 体積重量を計算し、見積りと照らし合わせましたか?
✅ 保険加入の要否を判断し、必要なら加入しましたか?
✅ 受取人に通関や関税の着払いが発生する場合は事前に通知しましたか?
✅ 取次店を利用する場合の必要書類(写真付き身分証など)を準備しましたか?

以上が、一般的な海外発送の手順となります。



MBEで海外発送をする場合
MBEでは、店頭にて海外発送の取次を行っております。
取次店の為、貨物への保険付与、関税などの送料以外の費用はお取り扱いできません。
また、到着日の確約も承れません。
詳細はこちらをご覧ください。


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